仏壇は、単なる容れ物ではなく、仏教で説く世界の究極の姿をかたどっています。
言葉の通り、一段高くなった壇を持ちそれは仏の世界を象徴する須弥山をかたどったもので須弥壇と呼ばれています。
須弥山は、スメールつまりヒマラヤのことで、世界一高い山から仏が私たちに語りかけ、救ってくれる場所、すなわち浄土あるいは道場を仏壇は表現しているのです。
仏壇はいつ頃から
白鳳時代(645~710)に仏教か盛んになり、時の天武天皇が貴族たちに各家に仏舎を設けて仏を祀るようにという詔勅を下しました。
これか仏間になり、仏壇の形になっていったといわれています。
床の間に仏さまを安置していた時期もあります。
一般庶民の家庭に広まったのは江戸時代になってからのことだといわれています。