年忌法要などの時に墓の後ろに建てる、簡単な木を卒塔婆といいます。
一般的には長さ1~2mほどの板塔婆をさします。
仏への追善供養になるもので、空風火水地の五大思想を表す梵字か書いてあります。
もとは釈迦の遺骨を埋めた日印として建てたのか始まりとされています。
塔婆を立てることが「善」とされており、「塔婆を立てる=善を積む」といった行いによって、
故人の冥福につながると考えられています。
卒塔婆は納骨、年忌法要、お盆・お彼岸、お施餓鬼法要のときにお寺にお願いして用意してもらいます。
また、浄土真宗では基本的には卒塔婆を用いませんが、地域や寺院によっては宗派関係なく塔婆を立てる場合もあります。